「ふくナビ」のトリビア第52回

金曜日と木曜日の区別がつきません。

ふくナビ」のトリビアです。


ニュースを騒がしました、「ユニクロ(UNIQLO)」の旗艦店NY進出。

ユニクロの中では世界一の広さを誇ります。

ユニクロは『高品質低価格戦略』によって90年代末から、驚異的な成長を遂げました。

でもこのユニクロ、現会長兼社長の柳さん一代でここまで大きくなったんですよね?

すごいとしか言いようがありません。

ちなみに彼は、ソフトバンクの取締役でもあります。


何たって、日本国内に750店舗ぐらいあるんです。「ユニクロ

単純計算で、1都道府県に15店舗ずつくらい。

ユニクロの親会社ファーストリテイリングのグループ企業の総店舗数は1000をゆうに超えます。

始まりは広島県の小さな仕立て屋でした。

ユニクロ」のモットーは

を変え、常識を変え、世界を変えていく」

だそうです。


本当に変えつつあるから、なおすごいです。


ところで、この「ユニクロ」NY進出にもっとも敵対心を持っているのが、

米国の雄、

アメリカンアパレル」です。


独自のSPA(企画・生産・販売の一貫)確立により、

全米を賑わしています。


ファッション流通に変革が起こっているこの時世、

中国を中心とした『海外で安く作る』が主流となっていますが、

アメリカンアパレル」は資本主義的な生産方式に異を唱え、

断固「国内工場生産」にこだわっています。


そんな彼らのオフィシャルHPには

「労働者を搾取することなく効率的で利益になる新しいビジネス法を確立することが試練なのです。
衣類とは、文化や社会的、経済的なずれを超越する世界共通の必需品であるにもかかわらず、多くの衣類が標準以下の労働環境で作られています。私たちはこうしたパラダイムを打ち破りたいのです。」
<<AMERICAN APPAREL社HP抜粋© 2006 American Apparel Inc.>>
http://www.americanapparel.net/index.html

という、文章まで記載されています。

しかしながら、こんな現状を発見してしまいました。

今回は、ちょっと難しい階級格差のトリビアです。

皆さん、ついてきてますか?

























アメリカンアパレルの工場での作業映像が、先日NHKの特集にて放映されました。

































そこで働いている人たちは、







































ほとんどメキシコ人でした。


































つまりどういう事かと言うと、

アメリカンアパレルは、アンチ階級格差主義なのですが、自国内での工場生産コストを下げるために、

賃金の安い「メキシカンアメリカン」をその労働の中心に持ってきています。

大きな企業ですので、不法入国のメキシコ人を雇っていることは無いと思いますが、

アメリカ、特に「アメリカンアパレル」の本拠地である

ロサンゼルスでのメキシコ人労働者率というものはすさまじく高く、

飲食店などでは労働の中心的存在です。


人種差別ではないのですが、やはり人種ごとの階級格差は大きいのが現状です。


ただ、アメリカンアパレルが自社で働く労働者に対してどのような報酬を支払っているか、

ここが一番の論点のようですが、願わくば優遇していて欲しいです。


そうすれば、彼らの唱える「文化や社会的、経済的なずれを超越する企業」の念を

成し得るのではと思います。



おっと、最後に保身のため、

あくまで「ふくナビ」はアメリカンアパレルの姿勢に反対ではありません。

むしろ素晴らしい考えであると共感しています。


こういった世界状況を皆さんに知ってもらうことで、日本国外への関心を高めていただきたいと考えています。

長くなりましたが、今回の「ふくナビ」のトリビアは、

全然トリビアではなかったような気がしますが、ご勘弁!!





久しぶりに、アバクロの宣伝。

http://www.abercrombie.com/anf/onlinestore/html/aboutus_jp.html
アバクロは、日本国内でも専属モデルを募集しています。

ファッション界のリーダーになるチャンスです!


あっ、アバクロは、日本からでも通販で買えるそうです。

ファッション通販

相性がいいようです。









「ふくナビ」へ戻る。