「ふくナビ」のトリビア第35回

今日は、強い日差しが戻ってきました。

皆様も比較的気持ちよく一日を過ごせたのでは?


ファッション物知り辞典、「ふくナビ」のトリビアです。(毎回冠名が変わります。)


文章の出だしって重要ですね。

始まりが文章全体の内容に沿っていた方が、書く方も、読む方も、

助かりますよね?


それでは一体、今回のお題は何なんでしょうか?


日差しにかけまして、「サングラス」というのはいかがですか?

サングラスが世に出てきたのは、メガネに比べて大分後の話なんです。

メガネが出来たのは、13世紀のイタリアでのこと。

ベネチアの発達したガラス技術が生み出したといわれています。


ただ最初は、虫眼鏡のように拡大するだけの用途だったそうです。

両目用に作られるようになったのが1世紀後の14世紀。

西暦に直すと1300年代のことです。


ところが、サングラスが出来上がったのは1923年。

米国陸軍航空隊のジョン・マクレディ中尉という方が、

『飛行中の強烈な太陽光線から目を保護するレンズを開発してほしい!』と

メガネの大手企業ボシュロムへ依頼をしたのがきっかけです。


その目的の面で、似ても似つかぬ「メガネ」と「サングラス」。

しかし、後に出てきたはずの「サングラス」に

意外な逸話がありました。


では、「サングラス」のトリビア


















































モノを良く見るための「メガネ」と

光を遮るための「サングラス」。













































実は、サングラスの原型は、縄文時代から使われていました。


































使っていたのは、






































土偶(どぐう)です!!!





















そうです。

あの、土偶です!!

上の写真をご覧下さい。

目の部分が覆われています。これは、光を遮るためのものだそうです。

ですから土偶は別名『遮光器土偶』なんて呼ばれているんです。


同じ仕組みの遮光器は、北極イヌイットの間でも使われていました。


イヌイットが使用していた遮光器

まさしく、光から目を守るためですね。


現代では、「メガネ」も「サングラス」もファッション性が先行しています。

自然と位置付けも似てくるのでしょう。


ちなみに、世界で始めて作られたサングラスはティアドロップ型だったそうです。

ついでに、日本のセブンイレブン1号店で初めて売れた商品もサングラスだったそうです。


ティア・ドロップサングラス




掘れば出てくるものですね。

色々な逸話が。

叩けば出る、埃のようです。








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