「ふくナビ」のトリビア第70回
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年明けの成人式を意識してか、早くも某ブランドで、着物の「新作リリース」がありました。
このブランド、皆様もご存知人気モデルの押切もえさんがプロデュースをする
「Moe Oshikiri」
という、京都丸紅などの大手も取り扱う、若い女性向けの着物ブランドです。
若い方向けだけあって、ピンクなどの華やかな色を中心に展開しているようです。
押切もえさん自身もモデルとなり今回のコレクション発表に参加していました。
実はこのブランド平成14年から発売を開始して、人気はうなぎのぼり!
来年は今年の倍近くの売上を予測しているようです。
歴史を大切に思うなら、この着物人気を維持し続けたいものです。
そこで今回は着物にまつわるトリビア。
みなさん、『着物』と『和服』と『呉服』の違いが何だか分かりますか?
着物は、単純に『着る物』の意が語源です。
和服は、『洋服』と比較して『日本独自の』と言う意味合いを含んでいます。
それでは、『呉服』は?古代中国の「呉」の国の服だから?
いやいや、ここがミソ。
実は別の意味があったのです。
それではトリビアをどうぞ!
古く、『呉服』は、「くれはとり」と読まれていました。
「はとり」とは「はたおり(機織)」の変化した言葉なので、
呉服は「服(着物)」をいうのではなく、「織物(反物)」と言う意味なんです。
そうです。つまりは、生地のことなのです。
「くれはとり」は「呉織」とも書かれることがあったそうで、
やっぱり織物のことなんです。
ちなにみ、「服部」を「はっとり」と読みますが、これも「はたおり」に由来します。
「くれはとり」が日本特有の音読読みに解され、「ごふく」となったのであります!
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